税務調査が多い業種
あなたの業種は大丈夫?税務調査の多い10業種とは
税務調査と言うと、3年に1度とか5年に1度というように、定期的に行われる印象がありますが、税務調査の目的は不正を発見し、効率的に税収を得ることですから、やみくもに調査対象会社を選定したりせず、不正発見の可能性の高い業種を重点に実施をします。
では、一体、調査が入りやすい業種というのはどんな業種なのでしょうか?
その目安が、国税庁のホームページに掲載されている「不正発見割合の高い業種」で、税務署が毎年、重点的に調査対象とする業種の一つの目安になっています。
国税庁 令和2事務年度における法人税等の調査事績について
※不正発見割合の高い10業種(小分類)より
順位 | 業種目 | 不正発見割合(%) | 不正申告1件当たりの不正脱漏所得金額 (千円) | 前年順位 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | バー・クラブ | 53.7 | 23,857 | 1 | |||
2 | 外国料理 | 52.0 | 14,323 | 3 | |||
3 | 美容 | 37.5 | 15,650 | 10 | |||
4 | 医療保健 | 36.7 | 11,469 | - | |||
5 | 生鮮魚介そう卸売 | 36.2 | 35,927 | - | |||
6 | 一般土木建築工事 | 36.0 | 18,282 | 8 | |||
7 | 職別土木建築工事 | 36.0 | 18,287 | - | |||
8 | 中古品小売 | 33.3 | 11,508 | - | |||
9 | 医療関連サービス | 33.3 | 33,200 | - | |||
10 | 土木工事 | 33.2 | 13,939 | 7 |
上記の業種に該当する会社は、税務調査の対象となる可能性が高くなりますので、いつ税務署から連絡があっても大丈夫なように準備しておきましょう。
既に、税務署から連絡が来ているという方は、今すぐ、仙台税務調査・無申告サポートにお電話下さい。
その他の税務調査の多いその他の業種
前述の「不正発見割合の高い業種」は税務調査が入りやすい代表業種と言えますが、上記以外にも税務調査が多い業種には共通項があります。下記に列挙しますので、ご自分の業種が該当すると思われる場合は注意が必要です。
- 業績好調な業種や話題の業種
景気変動や情勢を反映し、業界全体が好調な業種や、マスコミ等で盛んに報道されている業種などは税務署に狙われやすい代表格と言えます。 - 比較的新しい業種
IT関連事業やリサイクル関連、ディスカウントビジネス、無店舗販売、業務代行業など、新しく立ち上がった業種も比較的多く行われています。 - 不正な申告が多い業種
パチンコ店、バーやクラブ、風俗営業店、不動産業や建設業の他、医療機関、美容整形、人材派遣業などは、過去の脱税も多く、税務調査の行われる可能性も大です。
上記の中でも現金取引の業種は、事前連絡なしで調査を行われることが多いです。
もし、税務署から連絡があった方、またはいきなり税務調査官が来てしまった方は、今すぐ、仙台あんしん税務調査にお電話下さい。